鳩の巣を見つけたら絶対にすべきこと
自宅のベランダや軒下で鳩の巣を発見した時、多くの人が「すぐにでも撤去したい」と焦ってしまうかもしれません。しかし、ここで慌てて行動を起こすことは、法律違反や思わぬ危険に繋がる可能性があるため、絶対に避けるべきです。鳩の巣を見つけたら、まず最初に行うべきは、冷静な状況確認と正しい手順の理解です。まず、絶対に巣に手を出してはいけません。親鳥は、巣や雛を守るために攻撃的になることがあります。また、巣には前述の通り、多くの病原菌や害虫が潜んでいます。そして、何よりも重要なのが、日本の法律である「鳥獣保護管理法」の存在です。この法律により、許可なく野鳥の卵や雛を捕獲・殺傷することは固く禁じられています。つまり、巣の中に卵や雛がいる場合、それを勝手に撤去・処分してしまうと、法律違反となり、罰金や懲役の対象となる可能性があるのです。したがって、巣を発見したら、まずは少し離れた安全な場所から、巣の中に卵や雛がいないかを慎重に確認する必要があります。もし卵も雛もいない「空の巣」であれば、それは単なる「物」として扱われるため、法律の規制対象外となり、撤去することが可能です。しかし、少しでも卵や雛の存在が確認された、あるいは確認できない場合は、決して自分で判断せず、まずはお住まいの自治体の環境課や、専門の駆除業者に相談することが、最も正しい対処法となります。彼らは、法律に基づいた適切な手続きや、安全な駆除方法について、的確なアドバイスをくれます。かわいそうだという気持ちや、早く追い出したいという焦りは分かりますが、まずは法律という大きなルールを守り、自分自身の安全を確保すること。それが、鳩の巣問題解決への、唯一の正しい入り口なのです。