キクイムシの駆除方法、市販薬で戦うかプロに頼むか
自宅でキクイムシの被害を確認した場合、どのように駆除を進めるべきかは被害の規模や進行度合いによって異なりますが、初期段階で被害箇所が限定的であればホームセンターや通販で購入できる専用の殺虫剤を使って自力で対処することも可能です。市販されているキクイムシ用のエアゾール殺虫剤には細いノズルが付属しており、これを木材表面に見つかった脱出孔に直接差し込んで薬剤を噴射することで、坑道の奥に潜む幼虫や成虫に薬剤を行き渡らせて駆除することができます。この際、単に穴にスプレーするだけでなく周辺の木材表面にも薬剤を塗布または噴霧しておくことで、新たに産卵されるのを防ぐ効果も期待できますが、重要なのは「見えている穴は氷山の一角である」という認識を持つことであり、一つの穴の奥には広範囲に広がるトンネル網が存在している可能性があるため、根気強く全ての穴に薬剤を注入し続ける必要があります。しかし、被害がフローリング全体や壁一面に広がっている場合、あるいは薬剤を注入しても翌年にはまた木くずが出てくるような場合は、素人の手には負えないレベルに達していると判断すべきであり、迷わず害虫駆除の専門業者に依頼することが賢明です。プロの業者は被害状況を正確に診断した上で、薬剤を加圧注入して木材深部まで浸透させる穿孔注入処理や、建物全体をシートで覆ってガスで燻蒸する処理など、一般家庭では不可能な高度な技術を用いて根本的な解決を図ってくれます。費用はかかりますが、家の資産価値を守るための投資と考えれば決して高いものではなく、中途半端な自己流対策で被害を拡大させるよりも確実で安心な選択と言えるでしょう。